最古の医学書「黄帝内経」

 

現存する最も古い医学書に「黄帝内経」(こうていだいけい)
というものがあります。

 

紀元前200年頃(前漢)から220年(後漢)頃に作られたものです。

 

 

黄帝内経18巻のうち、1部にあたる9巻を「鍼経」と呼び
2部の9巻を「素問」と呼びます。

 

ここで9という数字意に味があり、古代中国において
数は1から始まり9で終わる、とされていました。

 

1巻には1章から9章が記述され、9章の次は2巻となります。
1部は9巻×9章の81章でひとまとまりとなります。

 

黄帝内経は2部構成です。

 

後に「鍼経」は、「霊枢」に引き継がれたと考えられています。

 

 

素問が理論的であるのに対して、霊枢はより実践的に記述してあります。

 

 

後世の人たちが「黄帝内経」の中から
それぞれの領域を専門化したものが、漢方や鍼灸、氣功というわけです。

 

当時は氣功という言葉はなく、導引按摩と呼ばれていました。

 

 

病気だけを問題にするのではなく、その人の習慣や感情の傾向、
食事、またはその人の住んでいる土地、季節などの関わりから総合的に診ていました。

 

 

人が健康で寿命を全うするためにはどのようにあるべきか、
という哲学の観点から病気を考えたものです。

 

 

 

「黄帝内経」は、陰陽五行の思想にのっとって記述されています。

 

人と自然の関係、臓器同士結びつき、
心と身体の関連といったことを重要視しています。

 

 

漢方は、生薬などを患者に服用させることで、
特定の臓器に行き渡らせ、他の臓器とのバランスを整え
経絡の流れを改善し、体内の気の流れを良くするものです。

 

 

鍼灸は、生命力である気の通り道「経絡」上にある経穴(ツボ)を刺激し
気の流れを整え臓器の調整を行い、病気の改善を行う方法です。

 

 

身体を切開するような外科手術は、中国ではあまり発展しませんでした。

 

なぜなら、身体の働きのバランスを整える上で、
切開しなくてもより直接的に身体を治療していく手法があったからです。

 

それが、導引、つまり気功であったからです。

 

 

中国では病院に気功科が設けられ、公的な医療として認められていますが

 

日本では、気功によって病気が改善した症例がたくさんあるにもかかわらず、
超能力のようなものとして扱われることが多く

 

医療行為としての評価を受けることが少ないのが現状です。

 

 

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